3社の供給者に「ティーバッグの見積もり」を依頼すると、3つの異なる製品が届くかもしれません。バッグに糸とタグが付いているか、専用の密封封筒に入っているか、バルクでばら詰め出荷されるかによって、コスト、賞味期限、品質の印象、そして販売できるチャネルが変わります。
バイヤーが実際に出会う3つの形式
小売、オンラインショップ、フードサービスで販売される一杯分ずつのお茶のほとんどは、次の3つの系統のいずれかに入ります。
- 糸・タグ付きバッグ。 綿糸と紙タグが取り付けられたろ紙製のバッグで、「ティーバッグ」と聞いてほとんどの消費者が思い浮かべる形式です。
- 個包装(封筒入り)バッグ。 同じ糸・タグ付きバッグですが、一つひとつが印刷紙、紙とポリのラミネート、またはアルミ蒸着素材の専用外袋に密封されています。
- バルク/タグなしバッグ。 糸もタグもない無地のフィルターバッグで、バッグインボックスや大袋にばら詰めされます。ケータリングや低価格帯の小売ラインで一般的です。
ピラミッド型メッシュバッグ、ポッド、その他の機械専用形式もこれらと並んで存在しますが、異なる設備で生産されます。TeraVellaのティーバッグ充填ラインは外袋付きの糸・タグ付き紙バッグを生産するため、本記事は紙バッグの系統に絞って説明します。
糸とタグが実際に果たしている役割
糸があることで、消費者はスプーンを使わずにバッグを引き上げることができ、糸はカップの縁に掛かるためタグは濡れません。タグは、小さな紙片が大きな働きをする場所です。片面には通常ブランドマークと製品名、もう片面には抽出時間と湯温、時には短い風味や産地のメモが記載されます。
プライベートブランドにとって、バッグがカップに入った後に消費者が目にする唯一のブランド表面がタグであり、カフェやホテルでは、それが目に見える唯一のブランド表現であることも少なくありません。無地でブランドのないタグは、その瞬間をひっそりと手放してしまいます。
外袋(封筒)が守るもの、売るもの
封筒には4つの役割があり、すべての製品がそのすべてを必要とするわけではありません。
- 香りの保持。 ミント、セージ、タイム、柑橘の皮など揮発性の油を軸にしたハーブや果実のブレンドは、箱を開けるとトップノートを急速に失います。密封された封筒は、箱単位ではなくバッグ単位でその損失を遅らせます。
- 水分管理。 乾燥した植物原料は吸湿性があります。湿度の高い気候や空調のない倉庫では、バリア性のある封筒が開封まで各バッグを充填時の水分に保ち、表示された賞味期限を支えます。
- 衛生と小分け。 封筒は使用時まで一杯分ずつを密封状態に保ちます。フードサービス、ホテル、ギフト詰め合わせが封筒入りを好むのはこのためです。
- ブランド表現。 封筒は名刺ほどの大きさの印刷可能な面で、一杯ごとに目に触れます。プレミアムな位置づけ、色分け、複数フレーバーの詰め合わせを、ばら詰めのバッグではできない形で支えます。
素材も仕様の一部です。印刷した無地の紙は経済的でリサイクル可能ですが、バリア性はほとんどありません。一方、紙とポリやアルミのラミネートははるかに高い保護性を持ちますが、コストが高く、廃棄・リサイクルの面ではより複雑になります。ブレンドの繊細さと、ブランドが打ち出そうとするサステナビリティの主張に合わせて選んでください。