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自社ブレンドを持ち込む:ティーバッグラインの受託充填

2026年8月16日TeraVella5分で読めます
自社ブレンドを持ち込む:ティーバッグラインの受託充填

レシピを携えて充填業者を訪れ、原料調達からブレンド、袋詰め、箱詰めまですべてを依頼するブランドがあります。一方で、ブレンドをすでに仕上げた状態でやって来るブランドもあります — 看板商品のハーブブレンド、信頼する茶園のブラックティー、一年がかりで仕上げた果実のインフュージョン。この後者に向けたサービスが受託充填であり、フルサービスの受注とは異なるルールで動きます。

ブレンドが御社のものであるとき、受託充填とは何を意味するか

受託充填(トーリング)とは、ブランドが所有する原料を、充填業者が加工賃を受け取って製品化することを指し、業者はその原料の所有権を一切取得しません。御社が仕上がったブレンドを納入し、ラインがそれを糸とタグ付きのティーバッグに計量充填し、一袋ずつ封筒で包み、御社の小売用カートンまたは業務用ケースに詰めます。取り扱い、機械の性能、衛生、包装の適合性については充填業者が責任を負い、ブレンドの配合、原産地、法令適合性は御社に残ります。

この責任の分担こそがこの取り決めの核心であり、暗黙の了解にするのではなく書面にしておく価値があります。原料の品質について誰が責任を負うのか、業者の倉庫に置かれている間の保険は誰が掛けるのか、そして包装仕様と封筒に印刷される表示・訴求を誰が承認するのか。

原料の受入:荷受け場で何が確認されるか

充填業者はそのブレンドを購入していないため、入荷検査は責任の所在が移る瞬間になります。よく管理されたラインは、短い確認を経ずに袋をホッパーへ投入することはありません。

  • 書類 — 発注内容と照合された納品書、御社のロット番号、そしてブレンドについて御社が保持している規格書やCoA。アレルゲンおよび防虫・防そに関する記述は、現品より先に届いているべきです。
  • 状態 — 包装に破損がないこと、異臭がないこと、吸湿や虫害の兆候がないこと。
  • 水分 — 湿った原料は固まり、計量がばらつき、賞味期間を縮めます。そのため受入時の簡易な水分確認は一般的な実務です。
  • 異物とカットサイズ — 茎、石、糸などの目視または篩による確認に加え、粒度の確認。ティーバッグ機は、設定された範囲内にカットが収まっているときにのみ安定して計量できます。

想定から外れるものは、走行開始前に御社へ差し戻されます。パレットを一日留め置くほうが、シフトの途中でラインを止めるよりはるかに安上がりです。

保存サンプルと、双方がそれを保管する理由

保存サンプルは受託充填における静かな保険です。通常は三種類が保管されます。

サンプル 採取の時点 目的
入荷ブレンド 受入時、封をして御社ロットを表示 何が到着したかを示す
工程内の袋 走行中に一定間隔で抜き取り 計量値とシールが最後まで保たれたことを確認
完成品 ロットごとに数個の封筒または1カートン 賞味期間全体を通じた参照基準

出荷から数か月後に苦情が届いても、双方が同じ条件のものを比べられます。御社の倉庫を出た時点のブレンドについても、封をしたサンプルをご自身で保管してください — ブレンド側の問題か充填側の問題かを切り分ける唯一の方法です。

原料が有限であるときのロットサイズ設計

受託充填では原料が無制限に供給されることはまれで、ロットサイズは正直に検討する価値があります。ティーバッグラインの段取り替え — タグ材の通し込み、封筒リールの装填、計量値の設定 — にかかる手間は、走行が短くても長くてもほぼ同じです。毎時およそ1,000袋を生産する機械では、小ロットはすぐに終わりますが、その分だけ段取りが仕事の大半を占めることになります。したがって実務上の最小ロットは、単一の数字として公表されるのではなく、1袋あたりの重量、封筒の形式、包装に基づいて見積り時に確定されます。

小ロットを円滑に進める習慣は二つあります。校正と最初の袋が原料を消費するため、余裕をみてブレンドを送ること。そして封筒、タグ、カートンといった印刷資材をすべて、ブレンドの到着前に承認・納品しておくこと。原料がデザインの完成を待つ状態を作らないためです。

御社のロットから完成した封筒までのトレーサビリティ

受託加工におけるトレーサビリティは参照番号の連鎖です。御社のブレンドロットが業者の受入番号に、次に製造指図に、そして完成品として封筒やカートンに印字されるロットコードに結び付けられます。フィルターペーパー、糸、タグ、封筒リールにもそれぞれのロット参照があり、健全な記録はそれらすべてを同一の製造指図に紐づけます — これはHACCPの原則とISO 22000に基づく食品安全システムが求めるものであり、模擬回収を可能にするものでもあります。原料を預ける前に、業者のトレーサビリティ記録の様式を見せてもらってください。完成品ロットコード一つから、双方が数時間以内にブレンドロットとすべての包装資材ロットを特定できるべきです。

余剰、不良品、未使用の包装資材はどうなるか

どの走行にも何かが残ります。最も整った取り決めは、その行方を事前に決めています。余剰のブレンドは計量し、封をし直し、御社のロット参照を表示したうえで、合意に従って返却するか、次回の走行まで保管するか、廃棄します。立ち上げ時の袋と不良品 — 重量が公差から外れたもの、封筒が破れたもの — は通常再販されませんが、中身の原料は御社に戻すことができます。御社のデザインが印刷された封筒、タグ、カートンは御社の所有物であり、製品とともに移動します。

この一連を締めくくる書類が収支照合表です。投入した原料の重量、生産した袋数、計量して戻した不良品と余剰。これが合った時点で、走行はあらゆる意味で完了します。TeraVellaは、自社ブレンドをアンタルヤに持ち込むブランドのために、この形の受託ティーバッグ生産を行っています。充填仕様とロットサイズは見積り時に確定します。

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受託充填のために自社ブレンドを準備する方法

  1. 1

    出荷前にブレンドを完成させておく

    ブレンド、篩い分け、最終乾燥は自社側で終わらせ、そのまま計量充填できる状態で原料が到着するようにしてください。充填ラインは受け取ったものをそのまま製品に変えるだけで、不均一なカットや湿ったロットを走りながら直すことはできません。

  2. 2

    袋とともに送る書類を揃える

    手元にあるブレンドの規格書、御社のロット番号、あればCoAまたは仕入先の書類、そしてアレルゲンや防虫・防そに関する記述を送付してください。納品書と発注書は一行ずつ突き合わせます。

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    充填仕様を書面で合意する

    ブレンドが倉庫を出る前に、1袋あたりの重量、タグと糸の仕様、封筒のデザイン、カートン入数、完成品ロットコードの書式を確定します。印刷資材はすべて、原料より先に承認され納品されているべきです。

  4. 4

    校正分の余裕をみて出荷する

    純粋な袋数から計算した量より多めにブレンドを送ってください。計量値の設定、タグ材の通し込み、最初の袋の走行はいずれも原料を消費します。ホッパーが空になって目標数に届かなければ、段取り全体が無駄になります。

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    初品検査に立ち会う、または承認する

    最初に仕上がった袋を、御社が承認した見本と照合して確認するよう依頼してください。重量、タグの位置、封筒のシール、カートンの印刷。本走行に入る前に、書面または写真で承認します。

  6. 6

    収支照合で走行を締めくくる

    投入原料の重量、生産した袋数、不良品、計量して戻した余剰、そして御社向けの保存サンプルを記載した用紙を受け取ります。余剰を返却するか、次回のために保管するか、廃棄するかは事前に決めておきます。

よくある質問

受託充填とフルサービスのティーバッグ発注はどう違いますか?
受託充填では、御社が仕上がったブレンドを支給し、充填業者は原料の所有権を取得しないまま、加工賃を受け取って袋と封筒に加工します。フルサービスの発注では、原料の調達とブレンドも業者が行います。袋の中身についての責任は、それを供給した側にあります。
ブレンドが到着したとき、充填業者は何を確認しますか?
発注内容との書類照合、包装の状態と臭いの目視確認、水分の確認、そしてカットサイズと異物の点検が行われます。合意された規格から外れるものは、シフトの途中で発覚するのではなく、走行開始前に御社へ差し戻されます。
なぜ充填業者は御社の原料の保存サンプルを保管するのですか?
受け取った状態のブレンドを封入し表示したサンプルは、双方を守ります。数か月後に苦情が届いても、業者は何が入って何が出たかを示すことができ、御社は同じロットについて自社の保存サンプルと比較できます。
受託充填に最小ロットはありますか?
実務上の最小ロットはあります。ティーバッグラインの段取り替えには、走行の長短にかかわらず固定的な費用がかかるためです。その水準は1袋あたりの重量、封筒の形式、包装によって変わるため、単一の数字として公表するのではなく見積り時に確定します。
ブレンドが充填業者の所有でない場合、トレーサビリティはどう保たれますか?
御社のブレンドロットが受入番号に、次に製造指図に、そして最後に封筒やカートンへ印字される完成品ロットコードに結び付けられます。フィルターペーパー、糸、タグ、封筒リールにもそれぞれのロット参照があり、良い記録はそれらすべてを結び付けます。
走行後に残ったブレンドはどうなりますか?
余剰は計量し、封をし直し、御社のロット参照を表示したうえで、事前の合意に従って返却、次回のための保管、または廃棄となります。立ち上げ時の袋と不良品は通常再販しませんが、中身の原料は御社が希望すれば返却できます。

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